「てめえにも家族がいるんだろ

お前近くに住んでるのかよ

もし近くに住んでたらさ おもしれえよな いびりたおしてやるよ

お前が身を守れてもよ お前の女や 子供は どうなるかわかんねえぞ」


面と向かって すごい剣幕でそう言われ続けて




「はい,するならご自由にどうぞ」



と答える


そういう人と一緒にいる


守ってくれる会社も無い

何かを行使できる 資格や権力も無い

でも

暴力と金で成り上がる世界の人と 真っ向から対峙する

身一つで


うちは

そういう仕事をなりわいとしている



普通の幸せを望んじゃいけない